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23区で蕎麦が食いたい その1 [23区の数楽]


お彼岸も過ぎて秋も次第に深まりつつあるころ、夜もふけてから、無性に蕎麦が食べたくなることがあります。夏は夏で、ひんやりとした笊蕎麦(ざるそば) 、盛り蕎麦(もりそば)がこたえられないのですが、少し涼しくなると、熱いそばが恋しくなります。ラーメンもいいが、日本蕎麦もやめられない。しかし、心なしか、夜も遅い時間になると、ラーメンよりは食べられる店が自分の身の回りでは少なく感じられます。


さて、23区にお蕎麦屋さんはどれくらいあるのでしょう。試みに、「経済センサス―基礎調査」によって、その事業所数を調べてみましょう。統計では「そば・うどん店」という同一の分類に括られています。23区全体で3,785、東京都全体では4,806もあります。


では、これを区別に見ます。最も多いのは港区の283、以下、千代田区、新宿区、中央区、大田区と続きます。都心3区が上位にいますね。反対に最も少ないのは目黒区の94で、荒川区・北区(同数で95)、中野区、文京区が次ぎます。


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 ※図はクリックで拡大。


このように、区によってかなり“格差”がありますが、それでは、「飲食店」全体の立地はどのようになっているでしょう。飲食店の事業所総数は、やはり、港区が5,827で最多、これに新宿区、千代田区、渋谷の順で続きます。先の場合とほとんど上位の顔ぶれは同じですね。要するに、飲食店が多く立地するからいきおい「そば・うどん点」も多いということのようです。


そこで、各区の飲食店全体に占める「そば・うどん点」の割合を比べてみます。これは8.8%の荒川区がトップになります。そして、以下、葛飾区、足立区、文京区、練馬区の順です。東部など周辺の区が上位に上がってきます。因みに、千代田区はここでも第6位にいますが、中央区は渋谷区とともに4.0%で最下位、港区も下から4位です。


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 ※表はクリックで拡大。


都心区では、やはり、膨大な飲食店が集積し、特に蕎麦やうどんの店が多いということはない。むしろ、相対的には少ない。それだけ、料理のジャンルもバラエティに富んでいると推測することもできるでしょう。一方、どちらかと言えば中心業務地区でないところでお蕎麦屋さん(うどん屋さん)は多く見られるかのようです。


  (研究員・小口達也)