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23区で蕎麦が食いたい その3 [23区の数楽]


さて、そば屋さんやすし屋さん、多い区と少ない区があることはわかりましたが、23区もそれぞれ、広さも違えば、人口も違います。単純に比較するには無理があります。そこで、そば屋さんについて面積や人口別にこれを見たのが図1①~③です。

図1の①.png
面積比で見ても、千代田、中央の両区は多いですが、その次には、港区をしのいで、面積の小さい台東区が入ってきます。江戸川、大田、練馬、世田谷など、面積の大きい区は少なくなりますね。


図1の②.png

次に夜間人口1万人あたりで見ると、千代田区が圧倒的に群を抜いています。この区は、昼夜間人口比率が実に1460.6という得意な数字を示す区であって、夜になると昼の人口が激減してしまう。そのため、夜間人口をベースに考えるとそば屋の数も突出してしまいます。


この千代田区に大きく差をつけられながらこれに次ぐのは、中央区、港区、台東区です。夜間人口をベースにしても、最も少ないのは江戸川、そして、練馬、世田谷、板橋、杉並の各区です。

図1の③.png

一方、昼間人口をもとにすると、どうなるでしょう。昼間人口1万人当たりのそば屋の数では、台東区が俄然ナンバーワンに躍り出ます。墨田、荒川、葛飾の各区といった新たな顔ぶれがこれに続き、中央、千代田、港の都心3区はだいぶ後退します。これらは、昼間人口が圧倒的に多いところです。



面積・夜間人口・昼間人口といった各要因とそば屋さんの数とはどのような関係にあるでしょうか。それらの相関関係を大雑把につかむために描いたのが図2-1~3です。


図2-1.png


図2-2.png
図2-3.png

面積、夜間人口とは明白な関係は見られません。ところが、最後の昼間人口については、X(横)軸(昼間人口)が増えるとY(縦)軸(そば屋の数)も増えるといった正の相関関係が観察されます。やはり、昼間その都市で活動する人の数によって決まってくるという関係がありそうですね。


(研究員 小口達也)



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